シフォン焼いてますか？
失敗の理由がわかれば、シフォン作りはもっと楽しくなる！
”なぜ？”に答える米粉シフォン専門ブログ。
今回のテーマは
『米粉 何がいい？』
米粉のシフォンケーキを作る上で必須の材料「米粉」
何を使っていいか悩みますよね？
結論から言うと、私がおすすめしているのは
熊本県産「ミズホチカラ」です。
選ぶ米粉で焼きあがる米粉シフォンは千差万別！！
ふわっふわ しっとり 極上食感の
米粉シフォンを焼いていきましょう！！
埼玉県で米粉シフォンケーキ教室を主宰している、
Sweetsmyuのあんざいゆうこです。
0.1g単位までこだわるマニアックな実証実験レッスンで、
ふわっふわ、しっとりの極上シフォンケーキを皆様にお伝えしています。
「なぜこうなる？」を一緒に探求しながら、
自信を持って作れる「シフォン力」を育てていきましょう！
米粉 何がいい？
私が米粉シフォンを作り始めて今年で４年目になります。
教室で使用している米粉は
熊本県産ミズホチカラ。
さて、どうしてこの米粉に落ち着いたのか。
紐解いていきましょう！
どうして米粉でシフォンケーキを焼くようになったの？その理由ときっかけ
薄力粉使用のシフォンケーキ
薄力粉「ファリーヌ」を使用して焼いていた
シフォンケーキ。
見るからにふんわり、しっとりしていますよね。
米粉で作る前は、薄力粉でシフォンケーキを作っていました。
使用していたのは江別製粉の「ファリーヌ」という薄力粉で、
ふんわり、柔らかく、軽い食感に焼き上がるのが特徴の粉です。
通常お菓子作りによく使われる薄力粉は
ドルチェ、バイオレット、スーパーバイオレット
と言う薄力粉だと思います。
これらの粉と比べても、格段に口溶けが良く、
ふんわりとした食感になるので大好きな薄力粉でした。
特に私が好きだったのは、しっとり感や口溶けの良さ。
ファリーヌのしっとり感と口溶けの良さは抜群で、
ドルチェやバイオレットが比較的しっかりした食感（私のレシピでは）になるのに対して、
「ファリーヌ」は格段に口溶けが良いのです。
粉の違いによる食感の違い
以前仲の良い友人が焼いたシフォンをいただいて食べた
時のことです。
普段その方もファリーヌを使ってシフォンを焼いていま
した。ところがある日いただいたシフォンの食感が
いつもと違って、なんとなくしっかりした食感になっ
ている。
私「ん？あれ？粉変えた？」
友人「へーよく分かるね。今日のはドルチェ。ファリーヌがなかった」
おおー！！やっぱり！！
食べて分かるくらい食感が違います。
シフォンケーキを米粉で焼くようになった理由
これは以前のブログ「相棒に選んだのはビストロ」でも
少しお話しましたが、
自宅教室から、専用工房に移転する時に薄力粉から米粉に変更しました。
オーブンもガスオーブンから電気オーブンは変更したので
米粉のシフォンケーキのレシピを一から見直すことになりました。
シフォンケーキのレシピは薄力粉を米粉に置き換えるだけでいいの？
答えは NO
米粉には薄力粉と違い、
「吸水」
という性質があるので、同じレシピではうまくいきません。
シフォンケーキに使う米粉の種類は？特徴と違いをやさしく解説
私が初めて米粉を使ってシフォンケーキを作ろうと思ったときに
販売していたのは、
今よりも全然種類も少なくほんの数種類でした。
今でも使用している
・ミズホチカラ
・リファリーヌ
・米の力
が主な米粉だったと思います。
しかし、米粉がブームになっている現在は
とてもたくさんの種類の米粉が製菓材料店で販売しています。
薄力粉のレシピそのままでは米粉では焼けないことは分かりました。
では、どの米粉を使用しても、同じようにシフォンケーキは焼けるのでしょうか。
米粉の種類
まずは、今販売している米粉を調べてみましょう。
私が普段購入している富澤商店とコッタさんで扱っている米粉は以下の通りです。
（富澤商店）
・熊本県産米 製菓用米粉 ミズホチカラ
・九州産米 製菓用米粉 ミズホチカラ
・製菓用米粉
・リファリーヌ
・新潟県産米粉パウダーライス（薄力粉タイプ）
・パウダーライスＤ など
（コッタ）
・cotta 菓子用米粉 ミズホチカラ
・cotta 菓子用米粉 新潟県産
・マイドルチェ
・KS米の粉
・リファリーヌ
・大分県産米 米粉１００％
・国産有機 お菓子をつくるお米の粉 など
薄力粉にも負けない品揃え。
まさに米粉ブームだなあと実感できる米粉の種類です。
これは富澤商店ならびにコッタさん取り扱いの米粉で、
お米の産地ではもっとたくさんの種類の米粉の種類が
あるのではないかと思います。
私が“ミズホチカラ”を選んだ理由｜焼き上がりの違いと愛用のポイント
米粉を選定する時に考えたこと
1．生徒さんが購入しやすいこと
私は教室運営をしています。
生徒さんに復習してもらうには
購入しやすい米粉を使用したいと思いました。
２．美味しさ
食べて美味しくない米粉は、そうそうありませんでしたが
その中でも自分が美味しいと思える米粉であること
３．作りやすさ
吸水率が良すぎて、シフォンにするには難しい米粉は避けたい。
私しかきれいに焼きあがらないというような米粉は使えないと
考えました。
以上の三点に重点を置き選んだのが
富澤商店、コッタで購入できる
熊本県産ミズホチカラ（製菓用）です。
米粉なのにふんわり！「米粉っぽくない」と言われる秘密を教えます
よく言われるのが
「米粉っぽくないですね」
良い意味で米粉シフォンっぽくないらしいです。
皆さんが思っている米粉シフォンのイメージって何ですか？
・ずっしり どっしり
・膨らまない
・もちもち
などのようです。生徒さんに聞くと。
私のシフォンケーキはそのどれにも当てはまらない。
薄力粉で作っているのと同じような食感に焼きあがります。
この食感に焼きあがるのは、
やはり熊本県産「ミズホチカラ」製菓用を
使ってこそなのです。
まとめ | 結果 米粉はミズホチカラがよい！
米粉でシフォンケーキを作るのにおいて、
使用する米粉の種類はとても重要で、
シフォンの焼き上がりに大きく影響します。
私が好んで使っている「ミズホチカラ」は、
私のレシピにピッタリの米粉でした。
しっとりとした食感と
ふわっふわの食感を両立させることができる米粉でした。
米粉選びに迷った際は、
米粉の吸水率や粒子の細かさ、
入手のしやすさなどを考慮し、
自分のレシピや食感の好みに合ったものを選ぶことが大切だと思います。
次回は
「米粉の吸水率実験してみた！！」
をお送りします。
あなたのシフォンケーキ作りを応援しています！
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