シフォンケーキ作りにはスランプがつきものですよね。
なんと、シフォン歴19年、教室を主宰している私にも、容赦なくスランプがやってきます😭!
実はつい最近、私自身も失敗が重なり、シフォン作りが不調でした。
今回は、私が経験したまさかの底上げ失敗談と、
そこから見つけたシフォンケーキ底上げの究極の原因について、今回くわしくお話しします。底上げに悩むあなたの解決のヒントになれば嬉しいです。
シフォン歴19年の私にも容赦なく訪れる「スランプ」の波
私の不調は、だいたい季節の変わりにやってくるような気がしています。
シフォンケーキ作りは、本当に繊細なのです。
季節の変わり目と愛用ハンドミキサーの不調が重なった背景
季節の変わり目に不安定になる3つの要素
季節の変わり目は、本当にいろいろ安定しません。
- 気温も安定しない。
- 卵の状態も安定しない。
- そして、私たちの精神状態も…💦。
不安定になる要素が増えると、失敗しやすい状況が生まれてしまうのです。
スピード低下と異音。「使い込んだハンドミキサー」の状態
今回のスランプには、もう一つ大きな要因がありました。
それは、愛用しているハンドミキサーの調子が悪くなっていたことです。
壊れてはいないものの、だいぶ使い込んでいるので、作動させると変な音もしてきているし、スピードも少し遅くなってきていました。
そのため、私は今まで
「低速1、高速3」で卵白を泡立てていたのを、
「低速2、高速4」で立てるように変更したのです。
筒抜けや穴ボコ…そしてバニラレッスンでの「まさかの底上げ」
このころから、なんとなく失敗が…。
筒抜けたり、カットしたシフォンの断面が穴ボコボコだったりする日が増えてきました。
当教室初!バニラシフォンレッスンでの私の底上げ失敗
そして極めつけの失敗が、あってはならないことですが、
当教室初めましての生徒さんのバニラシフォンレッスンで、
まさかの私が底上げをしてしまったのです…!
「えーっ💦バニラで底上げなんて何年ぶり💦」と、もうびっくり💦
受講してくださった 生徒さんが一番ビックリですよね😢
申し訳ないことをしてしまいました…
失敗の原因と対処法を説明した生徒さんへの対応
幸い、なんとか3カット分はとれたので、無事ご試食はしていただけましたが、
生徒さんには丁重に謝罪しました。
そして、今回の底上げの原因や対処法などもご説明はさせていただきましたが、
「こんなことはあってはいけないこと」だと強く反省しました。
幸い、受講してくださった生徒さんは成功できていましたので、本当にホッとしました。
【原因解明】底上げは「ハンドミキサーのスピード変更」が招いた
この大失敗の後、私は猛練習しました。
ものすごく練習しました。
その中で出した結論こそが、底上げの最大の原因だったのです。
それは…「ハンドミキサーのスピードを変えただけ」ではなかったということ。
低速2、高速4への変更がメレンゲの均一性不足を招いた
原因は、メレンゲにありました。
当たり前と言えば当たり前。
シフォンケーキ作りの失敗の9割は、メレンゲ作りに原因があると思います。
ハンドミキサーのスピードを上げたことで、早くメレンゲが出来上がってしまうため、
十分に卵白を触ってあげられておらず、均一に出来ていなかった…
これが原因です。
「早く出来すぎること」で失われた卵白へのアプローチ
メレンゲ作りはもちろん時間がかからず早く出来たほうが良いです。
それは間違いないのですが、一概に「早く出来れば良い」という訳ではないのです。
均一性が損なわれた状態でメレンゲが固くなってしまう問題点
ハンドミキサーの速さで早く、まだ均一に出来ていないのに、もうメレンゲが固くなってしまったら…
それは早く出来たところで、良いメレンゲにはならないのです。
もともとスピードの速いクイジナートを使う時は、早くメレンゲが出来上がってしまうから、
作る時にものすごく気を付けてメレンゲを立てていました。
なのに、いつものテスコムのハンドミキサーを使用し、スピードだけ上げてしまい、普通に作ってしまったのは、私の不注意でした。
良いメレンゲに必須の3つの条件と均一性の重要性
では、良いメレンゲとは何でしょうか?
それは、
すべてが均一であること
早く出来上がったとしても、以下の3つをクリアしていなければ、
底上げや失敗の原因になってしまいます。
ボウルの淵の水っぽい卵白をきちんと入れ込めているか
ボウルの周りに残りがちな、水っぽい卵白が残っていませんか?
これをきちんと中央に入れ込む作業が大切です。
ボウルの真ん中と淵を十分に触り、均一にできているか
真ん中だけ、淵だけ、と偏らず、満遍なくハンドミキサーを動かし、全体を均一に泡立てられているかが重要です。
立てたメレンゲの上部と底の部分が均一にできているか
ボウルの上の部分のメレンゲと、底のメレンゲの硬さが同じになっているでしょうか?
ここにも注意が必要です。
ハンドミキサーの羽根がしっかり底にあたっていないと、下だけゆるいメレンゲになってしまいます。
これらすべてをクリアし、その上で出来上がるのが早い方が良い、
というのが結論です。
スランプを脱出するための「道具」との付き合い方と対処法
遅くなったハンドミキサーを活かすための結論
色々な材料を入れ込む、いわゆる難しいシフォンの時は、製作にも細心の注意をはらいます。
とても気を付けて製作するので、ハンドミキサーのスピードを変えていても失敗することなく成功できていたのです。
シンプルなバニラシフォンは侮れない…と、十分分かっていたはずなのに、つくづく反省しました。
スピードを上げても失敗しなかった「難しいシフォン」と「シンプルなバニラシフォン」の違い
難しいシフォンの方がかえって集中して、丁寧にメレンゲの均一性に気を付けていたのだと思います。
シンプルなバニラシフォンの製作に油断してしまったのだと思います。
道具に頼らず「自分の右手を早く動かす」という結論
では、遅くなってきたハンドミキサーとどう付き合うか。
これはもう、自分が早く動くしかありません!✨
いつもの「低速1、高速3」に戻して、前のような速さにするため、
ハンドミキサーのスピードに頼るのではなく、
自分の右手を早く動かしていくしかないのです。
練習と反省の先に見えた、シフォンケーキ作りの真髄
底上げは、私たちを深く悩ませます。
今回の私の失敗は、長年の経験に甘えず、
常に道具と向き合い、メレンゲの「均一性」という基本を追求し続けること
の大切さを教えてくれました。
シフォンケーキ作りを始めたばかりはもちろん失敗します。
でも、シフォン歴19年の私も少し油断したり、長年の経験にあぐらをかいていると
失敗してしまうのです。
私の今回の体験が、あなたのシフォンケーキ作りの「なぜ?」を解決し、次に進むヒントになれば嬉しいです😊。
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