シフォン焼いてますか?
失敗の理由がわかれば、シフォン作りはもっと楽しくなる!
”なぜ?”に答える米粉シフォン専門ブログ。
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今回のテーマは『教室をひらくまでの私のヒストリー』
今日から数回に分けて、私のヒストリーをお送りします。
初回の今日は、
シフォンケーキを作り始めたきっかけ
についてお話していきます。
かなーーーーり昔のことになりますが
これがなければ今の私がないので、
どうぞお付き合いください。

埼玉県で米粉シフォンケーキ教室を主宰している、
Sweetsmyuのあんざいゆうこです。
0.1g単位までこだわるマニアックな実証実験レッスンで、
ふわっふわ、しっとりの極上シフォンケーキを皆様にお伝えしています。
「なぜこうなる?」を一緒に探求しながら、
自信を持って作れる「シフォン力」を育てていきましょう!

「お菓子作りが好き。でも、それを仕事にするなんて私には無理かな……」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?🥺
私も、かつてはシフォンケーキ作りがただの趣味でした。
でも今では、教室を開き、生徒さんと笑顔で過ごす毎日を送っています🍀
ここまで来たのは、ほんの小さな「きっかけ」からでした。
この記事では、私がシフォンケーキを作り始めたエピソードや、そこからどう人生が変わったかをお話しします。
あなたの「私にもできるかな?」という気持ちに、そっと寄り添えたらうれしいです☺️
ふわふわ食感との出会いが、すべての始まりでした
きっかけはママ友とのつながり
シフォンケーキを初めて作ったのは、20年前。
結婚して初めて済んだ賃貸マンションには
親も子も同世代の家族がたくさん住んでいました。
マンションの近くで子ども同士をあそばせているうちに、家族ぐるみで仲良くなり、
毎日それぞれの家を行ったり来たりの楽しい生活でした。
ある日、ママ友のひとりが焼いてきてくれたのが、ふわふわのシフォンケーキ。

私の初めてのシフォンケーキでした。
シフォンケーキという名前さえ知らなかったと思います。
一口食べた瞬間――
「えっ、なにこれ!?」と感動したのを今でも覚えています✨
ふわっふわの軽くてやさしい食感。
甘すぎず、なんだかほっとするケーキ。
「私もこれ、作ってみたい!」と思ったのがすべての始まりでした。
図書館で出会った一冊の本が、私を変えた
何度も焼いたチョコレートシフォン
そこから私は図書館でシフォンケーキの本を借り、毎日ように作りはじめました。
なかでも大好きだったのが、樋口浩子さんの本『グレースのお菓子の時間、紅茶の時間』。

バナナ、紅茶、抹茶、そしてチョコレートのシフォン。
とくにチョコレートシフォンケーキは、家族からも大好評で、何度も何度も焼きました🍫
レシピの説明を熟読!混ぜ方、メレンゲの立て方……
本とにらめっこしながら、夢中になって作っていたあの時間が、今でも宝物です。
思いきって書いた手紙
でもこの本は図書館の本。返却しなければなりません。
ネットですごく探したのですが、どこにもなく、最後の最後ですでに絶版になっていることを
知りました。
それでもどうしても欲しくて……なんと私は、著者(お店宛)にお手紙を書きました✉️

「先生がお書きになったこの本がとても大好きで
何度も何度も作っています。
どこを探しても購入することができないのですが
こちらの本はどこで手に入るかご存じですか?」と。
今思い返すと、なんと失礼で、なんとぶしつけな・・・
私はこういう所があるのです💦苦笑
著者からの直筆のお返事に感動
しばらくして……
なんと著者の樋口浩子さんご本人からお手紙が届いたのでした😭✨

「もう販売はしていないのですが、出版当初に出版社からいただいた本がほんのわずか
手元に残っています。送料の方が高くなってしまうかもしれませんが、
それでよろしければお送りします」と。
胸がいっぱいになりました。
あのやさしい味は、この方の人柄だったんだと、心から感じた瞬間でした。
学びたい気持ちが、私を次のステージへ
たどり着いた2つのブログ
こうして大切な本を譲っていただいた私は、
その後も樋口さんのシフォンをたくさん焼きました。
そして「もっといろんなシフォンケーキを作ってみたい」と思い始めるのです。
そうして出会ったのが、chiffon chiffon中山真由美先生のブログと、もうひとつは今は亡き友人のブログ。

どちらも、ただレシピを載せているだけじゃない。
シフォンケーキへの想い、情熱、研究、
ひとつひとつの言葉が心に刺さるようなサイトでした。
「私もこんなふうに、好きなことにまっすぐ向き合いたい」
そんな思いが、少しずつ膨らんでいったように思います。
一歩踏み出した“学びの時間”
中山先生の教室に通いはじめて、
シフォンケーキへの想いは、ますます深まっていきました。
初めての教室
忘れもしません。2007年7月。
初めてのchiffon chiffonは娘と参加しました。
先生に電話したら、気さくに
「どうぞどうぞ!何やりたい?」と言われたのを覚えています。
「娘と二人で行きたくて、私がマーブルチョコシフォン、
娘がシフォンロールを作りたいです。」
今思えばなんと無謀な(笑)

大人になってから「好きなことを学ぶ」というのは
想像以上に楽しく、心がワクワクする体験でした💓
この時の子が今年26歳になります(笑)
私も年をとるわけだ!!
シフォンが教えてくれた、“好き”を大切にする生き方
趣味が人生を変えるなんて思ってなかった
当時の私は、「お菓子作りが仕事になる」なんて、考えたこともありませんでした。
ただただ、大好きなシフォンケーキを作り、
ただただ、大好きな先生に教わっていただけでした。

でも今、こうして振り返ってみると――
「おいしい!」と言ってもらえたうれしさ、
「また作って」と言ってもらえる喜びが、
少しずつ私の自信になっていたのだと思います。
あなたの“きっかけ”も、きっとすぐそばにある
「私には何もない…」って思っていませんか?
私も、最初はそうでした。
でも、ほんの少しでも「やってみたい」「作ってみたい」という気持ちがあるなら、
それはきっと、未来を変える第一歩になります🌱
好きなことを大切にする人生は、想像以上に豊かであたたかいです。
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「私にもできるかも」と思えるきっかけになればうれしいです♪
おわりに|“きっかけ”は、いつも何気ない日常にある
私がシフォンケーキを作り始めたのは、
特別な才能があったからでも、立派な目的があったからでもありません。
ただ、目の前のお菓子に感動したから。
ただ、家族が喜ぶお菓子を作りたいと思ったから。
その気持ちを、少しだけ大切にしてみただけなんです。
今、あなたの中にある「ちょっとやってみたいな」という気持ち、
どうか、そのまま流さずに、少しだけ形にしてみてください。
“きっかけ”は、いつも日常の中に。
そして、“その先”は、自分の手でつくっていけるから🍀
普通の主婦だった私ができたのですもの!
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