シフォン焼いてますか?
失敗の理由がわかれば、シフォン作りはもっと楽しくなる!
”なぜ?”に答える米粉シフォン専門ブログ。
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今回のテーマは
『シフォンケーキを作るのに最適なハンドミキサーはなに?』
です。
前回のブログはシフォンを製作するのに必須の
オーブンについて熱く語ってきました。
今回はこれまた必須の「ハンドミキサー」
これも生徒さんから必ず質問されることです。
こちらも熱く長く語れますので(笑)、是非お付き合いください。

埼玉県で米粉シフォンケーキ教室を主宰している、
Sweetsmyuのあんざいゆうこです。
0.1g単位までこだわるマニアックな実証実験レッスンで、
ふわっふわ、しっとりの極上シフォンケーキを皆様にお伝えしています。
「なぜこうなる?」を一緒に探求しながら、
自信を持って作れる「シフォン力」を育てていきましょう!
シフォンケーキを作る時に使うハンドミキサーなにが良いですか?
はじめましての生徒様に必ずと言ってよいほど
質問されるのがハンドミキサー。
・先生は何を使ってますか?
・おすすめのハンドミキサーは何ですか?
その辺のお話をまるっとしていきたいと思います。
シフォン教室の先生が愛用しているハンドミキサー
米粉のシフォンケーキ教室を開講しているので
ハンドミキサーの質問はたくさんいただきます。
私が現在使っているのはこちら↓

テスコム ハンドミキサー THM1300
私が以前使っていたのはこちら↓

違い分かりますか?
ビーター(羽根)の部分が違います。
今使っているものは、ワイヤーの細くて、少し横長で大きい。
以前使っていたものは、しっかりした作りで細長い。
今使っているテスコムのハンドミキサーは
ABCクッキングさんとテスコムさんが共同開発して作った商品です。
そして今は以前使っていた太くて細いビーターは終売となっているので
購入不可です。
メルカリなどのフリマアプリで出品されていれば
購入可です。
シフォン教室で生徒さんが使用しているハンドミキサーは?
私の教室では、ご自身でハンドミキサーを持ってきていただいています。
これは、私が通っているお菓子教室「chiffon chiffon」が
そうだったということが一番の所以です。
自分のハンドミキサーで教えてもらえるということにずいぶん助けられました。
自分のもので教えてもらえるので
コツも実感できるし、欠点も分かりやすい。
自分が経験してよかったので、当教室もその方式をとらせていただいています。
遠くから来てくださっている方には
荷物が重くて大変だけどね・・・
飛行機で通う距離の方には貸し出していますよ、さすがに(笑)
持参は必須ではありませんのでお間違えなく。
生徒さんが持ってくるハンドミキサー、どんなものが多い?

ダントツに多いのがこちらですね。
テスコムさんのワイヤータイプ
こちらは本体がTHM273というものです。

同じテスコムさんのワイヤータイプのハンドミキサー。
本体がメタリックです。
こちらはTHM1300というものです。

クイジナートさんのハンドミキサー。
スマートパワーハンドミキサープラスHM060SJ
をお使いの方が多い気がします。

貝印 さんハンドミキサー
DL7520 ターボあり
教室に持ってきてくださるハンドミキサーは
この4タイプの方が非常に多いと思います。
中には、母が昔使っていたというナショナルのものをお持ちになる方も
いらっしゃいます。
余談ですが、
テスコムさんのハンドミキサーは
どちらも機能、付属品に違いはないそうです。
本体カラーのみの(塗装の仕様違い)になるそうです。
お客様相談窓口にて問い合わせました。
シフォンケーキのハンドミキサー | テスコムハンドミキサー

私がシフォンケーキの教室に行った2008年から
メレンゲを立てる時のハンドミキサーはずっと
テスコムさんのものです。
数年前に羽根の形状がワイヤーに変わりましたが
まだ在庫で古い形状のもののストックがありましたので
去年くらいまではずっと同じものをしています。
ただ現在ワイヤーではないものは購入できないので(フリマアプリ以外では)
教室の生徒さんがお持ちになるハンドミキサーは
ワイヤータイプのものが多くなってきました。
それに伴い私もワイヤータイプが使いこなせるよう練習し、
ある程度習得することができました。
どのように違うの?
テスコム ハンドミキサー 旧羽根

こちらの羽根は、しっかりメレンゲをつかんでくれます。
ワイヤーのように細くないので、
メレンゲをがっちりつかみます。
メレンゲをがっちりつかんでくれるので、
かさも出やすいと思います。
同じ卵白量でメレンゲをたてていても
使うハンドミキサーによってメレンゲのかさはさまざまです。
長年このタイプの羽根でシフォンを作ってきているので
私のレシピはこの羽根を使使用した時のメレンゲのかさを
基準にしています。
テスコムハンドミキサー ワイヤーの羽根

とてもキメの細かい泡を作り出してくれると思います。
そして出来上がりが早い。
旧羽根とワイヤーそれぞれで生クリームをたてると
その出来上がりの速さの差は歴然としています。
ワイヤーの方が半分くらいの時間で出来上がります。
旧羽根の方が、メレンゲをがっちりつかむのに、
ワイヤーの方が早くメレンゲをたててくれるのですよね。
ここがちょっと不思議ですが、
ワイヤーの方が、細かい泡を作るのが得意なのかなと思っています。
細かい泡を作り出す→それが集合体になる→出来上がりが早い
私はこのように理解しています。
シフォンケーキのハンドミキサー | 羽根の違い
当教室では、卵白にレモン汁と砂糖をいれて
メレンゲをたてていきます。
「レモン汁と砂糖を入れるタイミングがよく分からないです」
生徒さんによく質問されます。
メレンゲをたてはじめて最初のレモン汁、砂糖を入れるまでに
自分の理想とする固さのメレンゲまでもっていっています。
レモン汁や砂糖を入れるとメレンゲはゆるみます。
そのゆるんだメレンゲを、またハンドミキサーで攪拌して
元に戻すイメージです。
この自分の理想とするメレンゲの固さになっているかどうか
ハンドミキサーを止めて、羽根部分をぐるぐる回して
スポッと上に持ちあげた時にピンと角が立つのではなく
鳥のくちばしのように、少しだけ先端が下に垂れる
状態を、私は目指しています。
稲穂が垂れるように。
この確認をしやすのが、旧羽根です。
しっかりメレンゲをつかんでくれるので、
ぐるぐる、スポッとするとメレンゲが立ち上がってくれます。
反対にワイヤーの羽根は、隙間が多いためか
メレンゲがすり抜けてしまい、
持ち上げることが難しいです。
しかし出来ない訳ではないので、
少し工夫をして持ち上げて確認してみてください。
【動画あり】ワイヤー羽根のハンドミキサーの使い方とメレンゲの立て方をYouTubeで解説!
テスコムハンドミキサー
「ワイヤーの羽根のハンドミキサーでメレンゲ作り!」
という動画をYouTubeにアップしてあります。
こちらのハンドミキサーをお使いの方は
是非参考にご覧ください。
まとめ:シフォンケーキ作りに最適なハンドミキサーの選び方
シフォンケーキ作りにおいて、メレンゲは命です。
ベーキングパウダーを使用せず、
卵白の力だけで膨らませている私のシフォンにおいて
メレンゲの出来が、シフォンの焼き上がりを左右すると言っても
過言ではありません。
その「シフォンの命」とも言えるメレンゲを作る道具として「ハンドミキサー」は欠かせません。
このブログでは、教室で実際に使用しているハンドミキサーについて、
・選んだ理由
・使いやすさ
・他のミキサーとの違い
などをご紹介しました。
次回は
「シフォンに必須!卵!!」
卵の特性を知って、美味しいシフォンを焼こう!
をお話していきます。
あなたのシフォン作りを応援♪
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