型を変えたらどうする?シフォンケーキの分量調整のコツ

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レシピと違う型で焼くのはどうしたら良い?

今や、YouTubeやInstagram、各レシピサイト
またレシピ本などに掲載されているシフォンケーキのレシピ。
しかし、必ずしも自分が作りたい
または持っている型と同じ型のレシピで掲載していると限りませんよね。

17cm型で作りたいのに、レシピは20cm。。。
どのくらい量を減らせばよいのか分からないよ。。。ということありませんか?

今回はレシピと違う型で作りたいときの対処法をお伝えしていこうと思います。

シフォンケーキの型

現在販売されているシフォンケーキ型は

・基本のシフォン型
・トールシフォン型
を使用する方が多いと思います。

私は普段トール型は使用しないので、
今回は基本のシフォン型のお話をしようと思います。

型の種類

現在、かっぱ橋 浅井商店さんで取り扱っている
シフォン型は
・10cm
・12cm
・14cm
・17cm
・20cm
・23cm
です。(楽天店)

当教室で使用している型の大きさは17cmです。
たまにですが、
✔20cmで焼きたい
✔家の型が18cmのようだ
と言われることがあります。

ホームセンターなどで購入する方に
18cmを持っている方が多いような気がします。
私もかなり前ですが、
製菓材料店ではない所で
シフォン型を購入したら18cmだったことがあります。
この18cmはなかなか曲者で
17cmとあまり見た目では違いが分からないので
要注意です。

型の大きさ

では、シフォンケーキの型は
どの部分を計ったものなのでしょうか?

使用したことがある方ならお分かりになると思いますが、
シフォンは台形の形をしています。
上部の周囲が小さく、末広がりになっていきます。

ここでまた浅井商店さんのネットから引用させていただきますが、
17cmシフォンの型のサイズは
内寸 約168(155)×H80(煙突を含めて126)mm
と表示されています。

ここで間違えてはいけないのが、
上記の17cmの型の場合、
底になる部分が       155mm
焼き上がりにふくらむ部分が 168mm
と言うことです。

計る箇所によって
大きさが変わるのがシフォン型です。
間違えないように計測してから購入しましょう。

サイズと生地量

さて本題に入っていきます。
サイズが違えば当然生地量が異なってきます。
ただ、シフォンケーキは
・レシピの違い
・製作方法の違い
で大きく生地量が変わるお菓子です。
今回は私のレシピでの変更の仕方になります。
あくまでも参考としてご覧ください。

シフォンの型とその違い

シフォンケーキの型のサイズには
先に述べたように10㎝、12㎝、14㎝、17㎝、20㎝、23㎝などがあります。
目的やシーン、何人で食べるかでサイズが異なってきます。

各サイズの特徴

通常のホールケーキと違い
シフォンケーキは目安の人数が少し多めだと思います。
参考までに
通常バースデーケーキなどを購入するホールケーキと
シフォンケーキの私が考える目安をお伝えしていこうと思います。

バースデーケーキなどのホールケーキ

バースデーケーキを購入する時は
「〇〇号」
という表記をよく見ませんか?
これも分かりにくいですよね。
一般的には以下のように考えられています。

・4号(12cm)・・・2人~4人分
・5号(15cm)・・・4人~6人分
・6号(18cm)・・・6人~8人分
・7号(21cm)・・・8人~10人分
・8号(24cm)・・・10人~12人分
・9号(27cm)・・・12人~14人分
・10号(30cm)・・・14人~16人分

シフォンケーキ

シフォンケーキは
「〇〇号」
という表記はあまりしません。

私が考える型と人数の関係は
・10㎝・・・・・・1人
・12㎝・・・・・・2人~3人分
・14㎝・・・・・・3人~4人分
・17㎝・・・・・・4人~6人分
・20㎝・・・・・・6人~8人分
・23㎝・・・・・・8人以上
です。

私は普段10cmと17cmしか
シフォンを焼かないので、
こちらを元に考えました。

10cmはお一人様用のデコレーションシフォンの
オーダーを受けることがあります。
またワンちゃん用のバースデーケーキのオーダーも
お受けしたことがあります。
推し活で、推しのバースデーにとオーダーをいただいたこともあります。

クリスマスを含め
通常製作、販売しているのは17cmホールでの
デコレーションシフォンです。
4人家族でこちらをご注文いただくことが
ほとんどで、我が家が5人ですが
17cmホールで十分です。

通常のスポンジケーキより高さがある分、
食べ応えもあるかと思います。
ただし食感は軽くなるので、
たくさん食べたい方はワンサイズ上でも良いかもしれませんね。

ちなみにデコレーションではない
シフォンケーキは
・17cmホール・・・8カット
・20cmホール・・・10カット
しています。


シフォンケーキを号数にするとしたら・・・

余談ですが・・・
以下のようなことも知っておくと便利かなと思ったので
記載しておこうと思います。
参考になさってください。

ショートケーキのように、
「〇〇号」という言い方でシフォンケーキの型のサイズを表現すると
次のようになるかと思います。

・17㎝型 → 6号
・20㎝型 → 7号 
程度のボリュームになります。

また、デコレーションケーキ箱を購入するときは、
〇cmホール型などの表記がないため、
この〇号サイズというのを目安に購入すると良いと思います。
ただし、シフォンケーキは通常のデコレーションよりも
高さがありますので、この号数だけではなく、
箱の高さに気を付けて購入してください。

シフォンケーキの生地量の増減

シフォンケーキに限らず、
一般的に型を使用するお菓子やパンなどの生地量の増減は、
使う型の容積で考えていきます。

例えば、
14cm型が 140(130) × H70
17cm型が 168(155) × H80
20cm型が 200(188) × H100
 
だったとします。

シフォンケーキ型は円錐台という立体なので、
体積を求めると(←公式等は難しいので省きますね。答えだけ)
17cm型は 164万
20cm型は 296万
という訳で、1.8倍となります。

14cm型は100万
という訳で、0.6倍となります。

ただシフォンケーキ型の場合、筒の太さ等により多少の誤差があります。
だいたいということをお忘れなく。
理論的にはこのような計算で求めることができます。

また、シフォンケーキは
型からはみ出して焼きあがるのが特徴のケーキです。
その焼き上がりの生地の盛り上がり具合で、まったく違います。

また「サイズと生地量」の項目でもお伝えしましたが、
シフォンケーキは、製作側のレシピはもちろん
〇メレンゲのかさ(量)
〇生地の緩み具合
〇最終生地の量

などで型に対して入る生地量が異なります。
一般的には型の体積で求めた分量でよいと思いますが、
この数値はあくまで予想の範囲ということにして、
実際に製作してみて、その分量で正解か確かめる必要があると思います。

**まとめ**
17cm型 → 20cm型  1.8倍

17cm型 → 14cm型  0.6倍

ただし、生地量によって一概にはこの数値はあてはまらないので、
この数値は参考程度として、
あくまで実際に製作してみたほうが良いと思います。

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