あと10日でクリスマス🎄✨ですね。
米粉のシフォン専門プロコースの今月のレッスンでも、受講生の皆さんにクリスマスケーキの製作をしています。
そこで今日は、ケーキの印象を大きく左右する
デコレーションに使う生クリームについて、
私が実践していることをお話ししていこうと思います。
生クリーム選びで悩んでいる方、必見ですよ✨
デコレーションの出来を左右する「生クリームの乳脂肪分」
デコレーションを作る時の生クリームって、
みんなそれぞれ製作者独自の内緒の配合があるんです🤫。
・どのメーカーの生クリームを使うか
・乳脂肪分は何％にするか
・砂糖はどれくらい入れるか
製作者独自の自慢の生クリームの配合があります。
でも、私はデコレーションを専門で行っている店ではないので、
業務用の生クリームは使用していません🙅♀️。
みなさんと同じように、スーパーや製菓材料店で購入している、
いわゆる「家庭用」の生クリームを使っていますよ💕
家庭用生クリームの選び方：絞りに適した乳脂肪分
家庭用の生クリーム。
よくスーパーで見かけるのは、
タカナシ乳業の生クリームですよね。
製菓材料店や、ちょっと高級な(笑)ストア、
たとえば成城石井さんなどでは、タカナシさん以外に
中沢乳業の生クリームも購入できると思います🛒。
35%は絞りに不向き？40%以上を選ぶ理由
だいたい店舗に置いてあるのは、
乳脂肪分は３５％と４２％と４７％が購入できると思いますが、
この違いって分かりにくいですよね😭。
乳脂肪分が、デコレーションにどんな影響があるのか、
初めてデコレーションケーキを作る方にとっては謎だと思いますが、ざっくり簡単に言うと…
💡 乳脂肪分３５％は、ふわっとした泡立ちにしかならないので、ケーキの上の絞りをしたいなら不向きです。
🎂 生クリームで絞りたいなら、４０％以上の乳脂肪分があるものを選びましょう。
スーパーや製菓材料店で買える具体的なメーカーと種類
私たちが購入できる家庭用の生クリームは、
乳脂肪分が３５％、４２％、４７％の３種類があります😊。
プロが辿り着いた生クリームブレンドの黄金比（35%と47%を1:1）
そして、ここが私のこだわりの配合です😉！
私はこの中で、
３５％と４７％の生クリームを１：１の割合でブレンド
して使用しています🙌。
42%の生クリームではなく、あえてブレンドを選ぶ理由
３５％と４７％を１：１でブレンドすると、パーセンテージ的には乳脂肪分４２％くらいになるのですが…。
実は、これが４２％の生クリームを使用するのと、
３５％と４７％を１：１でブレンドして使用するのとでは、やっぱり味わいが違うのです😋！
私は４２%の生クリームはあまり好みではないので、
４２％は購入せず、自分でブレンドして使用しています✨。
1:1ブレンドがデコレーションの絞りと味わいに与える影響
このブレンドによって、絞りやすい安定感がありつつ、口溶けが良く、重たすぎない
私好みの味わいが実現するんです💖。
生クリームの甘さ調整術：シフォンケーキに最適な砂糖の割合
一般的な生クリームの砂糖の基本割合
8%（甘さ控えめ）と10%（通常の甘さ）の目安
次に、生クリームに入れるお砂糖の量です。
一般的にはだいたい
・生クリームの量の８％で甘さ控えめ
・生クリームの量の１０％で通常の甘さ
になると言われています👩🏫。
【例えば、２００ｃｃの生クリームに対して…】
・８％だと１６ｇの砂糖で甘さ控えめ
・１０％だと２０ｇの砂糖で通常の甘さ
となります。
なぜ溶けやすいグラニュー糖を使用するのがベストなのか
使う砂糖は、さらさらしていて、溶けやすいグラニュー糖を使用するのがベストですよ🥇。
土台のシフォンケーキに合わせたプロの甘さ控えめ配合
200ccの生クリームに対して15gの砂糖で立てる理由 (甘さ控えめ8%未満)
私がデコレーションシフォンを製作する時は、
２００ｃｃの生クリームに対して１５ｇのグラニュー糖
を入れています！
つまり、
甘さ控えめの８％よりもさらに甘くない生クリームでデコレーションしているんです🤫。
シフォン生地と生クリーム、フルーツの味のバランスを考える
これには理由があります💡！
前回の記事でもお話ししたように、
私は通常のホールで焼くシフォンも、デコレーションにするシフォンも
レシピは同じなんです。
つまり、土台となるシフォンケーキは、
そのまま食べられるくらいの
しっかりとした甘さがあります🍰。
これに甘い生クリームでデコレーションしてしまうと、
しつこくなってしまうんですよね😵。
ですので、米粉シフォンの生地と、生クリーム、そしてフルーツの味のバランスを考えて、
甘さを控えめにしているんですよ😉！
ご自身が
美味しいと思う生クリームの配合を見つけて、最高のクリスマスケーキを作りましょうね🥳！
シフォンケーキをデコレーションする時の生クリームの必要量
シフォンケーキをスライスしてサンドしない理由
ショートケーキなどスポンジ（ジェノワーズ）でデコレーションケーキを作る時は、
スポンジを２枚、もしくは３枚にスライスし、その間に生クリームといちごなどのフルーツをサンドしますが、シフォンケーキはサンドすることが少ないと思います。
私もしていません🙅♀️。
スポンジケーキと異なるシフォンの形状（高さと台形）
私がサンドしない理由ですが…。
シフォンケーキはスポンジで作るケーキより
高さがあります。
そして形が台形です🔺。
スライスすることによる不安定さ、ずれやすさの回避
スライスして生地を重ねると、
ずれやすく、不安定になりやすいのです😥。
ですので、私はスライスせずにデコレーションしていますよ👍。
17cmホールシフォンに必要な生クリームの量の目安
その分、生クリームを使用する量は少し少なめです。
あの高さのシフォンケーキをデコレーションするのでも、
３００ｃｃの生クリームで製作可能です。
慣れた今と、慣れない頃の使用量の変化（300cc vs 400cc）
ちなみに、スポンジで作るデコレーションケーキを作る時は、
１５ｃｍのスポンジで４００ｃｃ用意していました。
まだシフォンケーキにデコレーションするのが慣れない頃は、
１７ｃｍのホールシフォンでも４００ｃｃ生クリームを用意していましたが、
ずいぶん製作に慣れてきたので、今では３００ｃｃで足ります👌。
絞りの途中で足りなくなる不安を解消するために
デコレーションケーキ製作にあまり慣れていない方は、
最初は４００ｃｃ用意しても良いですね。
絞りの途中で生クリームが足りなくなると不安になるし、
「なんとか足らそう！」として無理やりデコレーションしようとして、
キレイに出来ない可能性も出てくるので、
慣れないうちは少し多めに泡立てておくと良いと思いますよ😉💪！
土台の米粉シフォンと、こだわりブレンドの生クリームで、最高のクリスマスを迎えられますように！
素敵なケーキ作りを楽しんでくださいね🎄🎉🎂
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